お迎え
私の大叔母が亡くなりました。
享年105歳でした。
一男三女の次女として生まれた大叔母は、出雲出身の事業家と結婚。残念ながら子宝に恵ませんでした。
父が3歳の頃、父の母親は妹を生んですぐに亡くなり、妹はこの大叔母の養女に迎えられました。しかし7歳で他界。
その後、大叔母のご主人には愛人ができ、その間に子供が生まれました。それを知った大叔母は、生まれたその日に子供を見に行き、顔を見た瞬間、自分の旦那の子供だとすぐに分かったそうです。
大叔母はそのまま赤ちゃんを連れて帰り、自分の子供として育てていました。
子供が5歳になった頃、旦那の事業は上手くいかず、出雲へ帰る事になりました。しかし母親の猛反対で離婚となり子供とは生き別れる事に。
「宮崎駅で別れるときに「お母さんはどうして行かないの?」そう言った子供の言葉が忘れられない」
大叔母は60年経っても私たちによく話していました。
何通か手紙がきていたらしいのですが、母親が隠し大叔母の元へ届くことはなかったそうです。
再婚。しかし、再婚相手が結婚1年後に倒れ、20年近い看病が続きました。
…続きます…
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